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2025年04月14日

 ちょっと違う山女と岩魚

 2025年4月10日 泉水谷の釣りでは、最初から岩魚が出て、中は山女で、最後もまた岩魚であった。 ちょっと見た目が違う山女と岩魚が見られて、とても面白かった。

大きな?山女が出た場所を眺める
 昨日は標高1,700mくらいまで釣り上って、岩魚がいなかったので、今日は山女や岩魚がいる泉水谷の1,100mあたりにする。 昨日の山登り?で太腿が張っているのだが、林道歩きなら大丈夫だろうと踏んで、4.0kp先まで歩き釣る予定だ。 山女はまだ私に愛想がいいか気にかかるが、山女が釣り人に慣れないうちしか私にはチャンスがないのだ。

野鳥を追って
 テレビは、天候が崩れるとの情報をやけに派手に宣伝している。 そのせいなのか、やっぱり四月初旬だからか、人気の林道ゲート駐車場に車がない。 しかも一昨日、昨日行った一之瀬川が0℃だったのに、ここは6℃なので天国である。 これこそ春に違いないと今日は雨合羽は仕舞ったまま林道を歩く。

もうすぐ林道からは見えなくなる不動滝
 歩き出してすぐにミツバツツジが花を咲かせているのを見た。 しかし、ゲート近くだけで、林道を進むと花はなくなる。 あっちこっちに目を移し、野鳥を探し、モミジの葉が出ていないかと注意する。 葉のない今しか見られない不動滝を過ぎて、やっと半分歩いたことになる。

桟橋があった場所(架け替えのマークが付いている)

いつ崩れたのだろうか
 へとへとになって大黒茂への林道に下り、休憩する。 落ちた橋の跡で茶をすすりながら見ていると魚影がある。 逸る心を抑えてゆっくり休み、竿を延ばしていざ釣り開始と思いきや魚影がない。 少し進むと真新しい崩れがあり、谷には土が少なく石ばっかりだということが分かる。 それでも木が育つのだ。

静かで暗い水面から出た岩魚

奥の倒木下に静かな水面
 魚影のない場所でとりあえず毛鉤を流すと、意に反して?思った通り?山女が咥えた。 山女が水中でぴくぴくしているのに気が付いて、手遅れだということを知る。 山女は一度咥えそこなうと二度と出ないし、見張り役が走ってしまっても淵全体がいない状態になる。 それでも奥の暗いところはとても静かなので、岩魚ならいるかもしれないと思って毛鉤を落すと、ジャブッと出たのは確かに岩魚23cmである。

二匹目も岩魚だった

大きな巻き返しがある流れ
 広く浅く白砂が広がり、流れ込みは深い。 まずは手前を目がけて毛鉤を流すと、山女はちゃんと咥えた。 はずだったが、取り込む前に外れた。 仕方がないので深く大きな巻き返しに落とすと、一回目でキュ~と引き込まれれ。 引きが強くて感触が心地よい。 広いので十分引きを楽しんだのは岩魚21cmである。 感触より小さいが、私には十分である。

頭が大きく美しい山女

手前で失敗し奥で勝利
 反対側の石の傍では山女を引き出し、いい場所はさらに続く。 淵の最も手間まで流した毛鉤にゆっくり向かってきて、毛鉤を捉えようと浮いてきたのがいたが失敗する。 もう出ないので、奥の流れの横を目指して毛鉤を落すと流れない。 これは?と思ってピッと竿を立てるとビクビクンと感触があり、強いと思った抵抗力がすぐに弱まり、私が掬ったのは頭が大きい山女22cmである。 いい感じ、楽しい!

気持ちの良い流れだ
 泉水谷は砂底で大きな石もあるので、日が当たるととても美しい。 そこに山女がいるのだから堪えられない。 毛鉤を咥えてくれたらの話ではあるが、たとえ失敗しても遡行自体が時間を忘れさせてくれるのも確かである。 明るい景色と美しい山女や岩魚、太腿の疲れも吹き飛ぶ~(本当か?)

やけにパーマークが目立つ山女

いっぱい外れ、三匹を見た流れ
 ある淵では恐ろしく長い時間を過ごした。 まずは魚影が見えているのに三回も外されて、一匹だけ小さいのを引き上げるのに頑張ったからである。 その後魚影が見えなくなっても辺りを検索して、真横の流れに発見する。 その山女を狙って思い通りに咥えさせるのにも時間を使った。 落ち込み脇の深場に魚影を発見し、真上から毛鉤を垂らして咥えさせる。

17cmであるが、パーマークが均等で他と違う山女

毛鉤を待つ山女が見えていた
 最後の山女に目を奪われたのは何故だろうかと考えてみた。 それは山女の体が細くて背中が盛り上がっていない。 体全体が茶色っぽくてあまり見ない色である。 更にはトレードマークであるパーマークが均等に美しく並んでいる。 こんなことだろうか、現場と写真を見ての印象では違うようだが、とにかく目を見張る違いであった。

パーマークが下半分しか見えず斑点が目立つ岩魚

丸じゃない斑点が多くあった
 もう一匹印象に残ったのは最後に毛鉤を咥えた岩魚である。 この日の岩魚は白っぽいので、パーマークが背中近くまであるのがよく分かったのだが、この岩魚は全体が茶色で、そのためパーマークがほとんど見えないのだ。 その茶色の体のせいなのか、斑点がとても目立って、今日釣った他の岩魚とは違っているのである。 違いというわけではないが、斑点に丸じゃないものが多くあったのも気になった。

終了地点の小滝
 天気がよく(曇ってきたが)美しい流れを歩き、多くの岩魚や山女が出てくれて、とても楽しい時間であった。 小滝が連続する場所で終了とし、林道へ上がるのだが、4~5mで足が攣りそうになったということは、やっぱり疲れていたのだ。 足は気になっても、実に楽しい泉水谷であった。

山女だとはっきりわかる

山女は浮いているので発見しやすい
 戻りはゆっくりと、休み休み、流れにいる山女の姿を探しながらである。 流れに山女を見るともう一度下りたくなるが、そこはそれ時間がないし、足は残っていないのである。

暗闇の魚影、きっと山女だ





タグ :岩魚山女

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この記事へのコメント
今年も毎日楽しく拝見しております。
連日の釣行とても真似出来ない気力、体力ですね、見習わなくてはなりません。
今シーズンもお怪我等にお気を付けてください。
これからも楽しみにしております‍♂️
Posted by テンカラ幼稚園児 at 2025年04月15日 02:14
この頃は太腿の前が張ってしまうます
釣りの回数の影響もあるでしょうが、体幹の弱さが影響しているのでしょうなぁ
巨人の浅野は小学生並みと云われていましたが、私は幼稚園児並みです

ということで危ない渓流は短い距離になりますし、釣りたい流れに辿り着きません

暇なときには、またお立ち寄りください
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2025年04月15日 16:21
 
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    コメント(2)
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