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2025年06月22日

 岩魚は石から出ない

 2025年6月18日 小菅川の一番奥に釣りに行った。 岩魚は元気にしていて、とてもよく私を相手にしてくれた。 尺は出なかったが・・・

山道に乗るまでがきついのだ
 先日小菅川にそそぐ沢で尺岩魚が出たので、本川にも尺がいる、そして出てくるに違いないと思い込んで、源流奥へ行くことにする。 小菅川は人気なので一番に到着できるかどうかが釣りを左右するので、頑張って早起きして行くしかないのである。

奥多摩湖の朝焼け
 いつもは一番じゃないならそれでもいいと思うのだが、今日は違う。 空が白み始めるというか真っ暗な時間に出発する。 東の空は赤みがかって綺麗、空にはわずかに曇っているようだが、猛暑の予想である。 奥多摩湖では雲が気になるものの朝焼けがとても美しい。

小菅川源流の空は
 小菅川源流部にやってくると雨になる。 気になるものではないがフィットは随分濡れている。 東の空の雲は薄いようだが真上の雲は黒い。 とても早く出てきた甲斐があり車はない。 いつもならゆっくりするところだが、小雨ではそれもままならない。 急いで準備し、巡視路の桟橋を目指して歩き出す。 小雨で朝早いと云えども登りは汗を掻く。

最初に出た美しい岩魚22cm

斑点の大きさは違うがゴギのような虫食い
 流れが見え始め、道が下りていくと、桟橋まで行くという計画が誘惑に負けてしまい、流れで桟橋を目指すことになる。 いったん休憩しながら流れを見れば、水量が私に合っているので、あすことあすこに岩魚がいる、なんて考えてしまう。 そして釣れたのは22cmであるが、最初の岩魚なのでよく見る。 背中の斑点が虫食い、ゴギ(見たことはないが)のようである。

選ぶ宝江蛾が出る岩魚

竿を出すのも大変なのだ
 もう一匹面白い岩魚も出る。 針で傷ついて血が出ているのかと思ったのだが、よく見るとエラがエラ蓋からはみ出しているのである。 以前明らかにエラ蓋が小さいものを見たが、この岩魚はエラ蓋よりもエラの方が大きいのだ。 まだ小さいのでこんなことが起こっているのだろうか。 違うなぁ。

チャプチャプに応えてくれた岩魚24cm

この淵は裏切らない
 路に上がって少し進めばやっと目的の桟橋である。 岩魚は石の傍にいることは分かっていても、流れを見ている可能性もあるので、まずは流れから攻める。 ん~ 小さな岩魚ばっかりが出てくるので、石の傍、石の下を狙って毛鉤をチャプチャプして、じっと待つ。 すると色も大きさもいい岩魚24cmが出てくる。

写真写りが悪い岩魚20cm

左の石のs場、静かな水面に飛び出す
 竿を振ると渕尻から岩魚が走って逃げる。 もう駄目かもしれないと思いながらもしつこい私は、今度は奥の静かな水面にチャプチャプと毛鉤を放り込む。 すると何度目かに、岩魚は落ちた毛鉤に飛びついたのだ。 石に隠れていた岩魚20cmをとうとう引き出す、興奮の飛び出しである。

陸に上がると暑くなる
(自撮り) いつの間にか雨は上がっている。 気温が上昇しているのかもしれないのは、陸に上がると急に暑くなるからである。 流れと同じ高さを歩いているときは、気持ちよい、心地よいと思えるのに、石を回り込むときには暑い(暖かい)のである。 雨はもう降らないと思うと望遠レンズを持ってくれば良かったと思う。 ミソサザイの巣が・・・

美しい岩魚23cm

撃たせ湯のような落ち込み
 まるで打たせ湯のような落ち込みがあり、ここには元気な岩魚がいるに違いないと毛鉤を落ち込みの間に落とす。 毛鉤は落ちる水に巻き込まれて沈み流れていく。 それをそのままにしてじっと待てば、ラインが引き込まれる。 やっぱりいたと喜んで竿を立てても、石の上にいるので下りないといけない。 決死の覚悟で降りて取り込めばとても美しい岩魚23cmである。

上手く写せない岩魚25cm

鳥小屋沢出合い近くの小滝
 鳥小屋沢出合い近くの低い滝は絶対にいる。 引き出せるかどうかなので、手前から順に頑張って竿を振る。 水面を叩いても、だら~と流しても駄目なので、落ち込む水の横に落とす。 すると最初の振込みでキュ~と引き込まれ、十分な引き、抵抗を楽しむことになる。 楽しくてしょうがないなか、いい加減なところで網に入れたのは岩魚25cmである。

もうちょっと行くか
(自撮り) なんだか今日は面白い。 水面にも出てくるし、引き込まれもする。 浅い流れでも18cm、19cmが出てきてとても楽しいのだ。 外してしまった岩魚も多くあるが、それもまた楽しく思えるほど、手応えのある岩魚が出てきている。 意気揚々と先へ行く。

最後の岩魚19cm

岩魚が出るはずだった流れ
 落込みからの流れがちょっとだけ深さがあるので、そこを流せば19cmの岩魚が出てくる。 肝心の落ち込みの場所は、端っこが狙い目だと思うが反応がない。 この落込みから岩魚は見られなくなってしまう。 それは二度三度と外れてしまうということで、岩魚がいないということではない。

源流には大木がたくさんある
(自撮り) 連続して岩魚が外れたことで、気力も時間も無くなり終了を決める。 尺岩魚は見られなかったが、大きめの岩魚も出てくれてとても楽しかった。 きっと石の下の流れのないところに尺がいるのだろうから、これからも釣りに来よう。 ただ、今日のような早い時間は難しい。



タグ :岩魚

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